News歯周病と口臭
みなさんこんにちは、衛生士の土岐です。
今日は口臭について着目したいと思います。
感染症、花粉などでマスクを付けることが多々ありますが、マスクを付けた際、人とお話しする際など自分の口臭に気になったことはありませんか?
口臭の主な原因は 舌苔 と 歯周病 です。
舌苔という言葉は最近よく聞くようになりました。
舌苔は舌の奥の方に付着する食べカス、細菌、粘液の塊です。
これらが含まれる生理的口臭は口腔清掃により改善します。
ただ今回は【歯周病と口臭】について詳しくお話ししていきます。
口臭の原因物質の主体は“揮発性硫黄化合物(VSC)”と呼ばれる①硫黄化水素、②メチルメルカプタン、③硫化ジメチルです。
その中でメチルメルカプタンは主に“歯周病菌”が産生します。
歯周病菌が栄養を代謝した際に、揮発性硫黄化合物が発生し、それらが唾液に溶けたあと呼気に気化して含まれます。
また歯周病を患っている方は舌苔をもつため口臭の強度がぐんと上がります。
そして口臭成分の毒性は歯周組織の破壊を進行させるため、 「口臭がなくならない=歯周病は治らない」 ことになります。
言い換えると口臭を減らせば、歯周病の進行を抑えることができます!
自分の口臭が舌苔によるものなのか、歯周病によるものなのか気になった方はぜひご相談ください(^o^)*