口腔外科(親知らず)

  • TOP
  • 口腔外科(親知らず)

surgery抜歯を含めたお口まわりの外科処置を行います
~口腔外科~

28本の永久歯が生えそろったあとで奥歯のさらに奥に生えてくる親知らずは、まわりの歯に悪影響を与えていなければそのままにして「ほかの歯」と同じように扱いますが、「痛む」ときなどは抜歯が選択されることがほとんどです。相鉄線の鶴ヶ峰駅より徒歩5分の歯医者「横浜グランアズーリデンタルクリニック」では、親知らずの診断や抜歯を含めた治療をご提供しますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

高校生くらいの時期にまずはご相談ください

高校生くらいの時期にまずはご相談ください

親知らずは、20歳前後になると生えてくる可能性があります。そして、ほとんどの方が「親知らず」が生えてきたときに「抜こう」「抜かなきゃ」と診察にいらっしゃいます。しかし実際に抜歯をするかどうかは、となりの歯への影響を考慮しますので、精密検査によるお口の状態のチェックが必要です。

親知らずを抜くときには、そのタイミングが大切です。そのため、顎の骨の成長がとまり歯の位置が定まる高校生くらいの時期に、親知らずがどうなっているかの診断を受けることをおすすめします。歯ぐきの中に埋まっていると分かりにくいですが、親知らずが接しているとその手前の歯が虫歯や歯周病などのお口のトラブルを重症化しやすいので、10年後20年後のお口の健康を考えて、診断することが大切です。

親知らずは抜歯しなければいけないの?

親知らずは抜歯しなければいけないの?

親知らずは、18~20歳前後に生えてくる第3大臼歯です。一般的に、生えたらただちに抜歯しなければならないというイメージがあるかもしれませんが、必ず抜かなければならないというわけではありません。正しい位置に生えていて、上下でしっかり咬めて、虫歯や歯周病になっていなければ、親知らずは抜歯しなくても構わないのです。

こんな親知らずは抜歯しましょう
  • 咬み合う歯がない

    咬み合う歯がない

    生えてきた親知らずに咬み合う歯がないと、歯がどんどん伸びてきて、頬や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。このようなケースでは、ほかのトラブルをおこさないように、抜歯したほうが好ましいでしょう。

  • まわりの歯を押してしまう

    まわりの歯を押してしまう

    親知らずがまわりの歯を押すと、歯並びが乱れます。このような場合は痛みが生じることも多いので、お口の健康のためにもすみやかに抜歯をしましょう。

  • 清潔にできない

    清潔にできない

    歯ブラシが当たらない位置に生えた親知らずは不潔になりやすく、虫歯や歯周病にかかると、周囲の健康な歯にもダメージを与えてしまいます。被害を増やす前に抜歯しましょう。

親知らずの抜歯の難易度と症例

  • まっすぐに生えた親知らず

    難易度 ★

    親知らずの抜歯の難易度と症例

    状態
    歯の大部分が歯ぐきの上に出た状態です。歯ブラシの当たらないところが、炎症をおこしています。

    注意事項
    処置時間は2~3分程度です。切開・縫合はしません。術後に鎮痛剤・抗生物質を処方します。

  • 横に生えた親知らず(軽度)

    難易度 ★★

    横に生えた親知らず(軽度)

    状態
    歯の10%程度が歯ぐきの上に出た状態です。親知らずと手前の歯が虫歯になっています。

    注意事項
    処置時間は10分程度です。麻酔後に切開し、歯を割って抜歯したら2針縫合します。術後に鎮痛剤・抗生物質を処方します。

  • 横に生えた親知らず(中度)

    難易度 ★★★

    横に生えた親知らず(中度)

    状態
    歯ぐきの中に歯が埋まっており、70~80%は骨に埋まっている状態です。「水平埋伏智歯」と呼ばれます。

    注意事項
    術前にCT撮影を行います。処置時間は30分程度です。麻酔後に切開し、歯を割って抜歯したら2~3針縫合します。術後3日程度は腫れるかもしれませんので、鎮痛剤・抗生物質を服用してください。

  • 完全に骨に埋まった親知らず

    難易度 ★★★★

    完全に骨に埋まった親知らず

    状態
    親知らずが骨の中に埋まっている状態です。慢性的に排膿(はいのう)しています。

    注意事項
    術前にCT撮影を行います。処置時間は45分程度です。麻酔後に切開し、神経の損傷を避けて抜歯したら2~3針縫合します。同時に歯周病の治療も行います。術後は腫れますので、鎮痛剤、抗生物質を3~5日服用してください。

  • 完全に骨に埋まり歯根が神経に近い親知らず

    難易度 ★★★★★

    完全に骨に埋まり歯根が神経に近い親知らず

    状態
    親知らずが顎の骨の中に埋まり、膿の袋を形成している状態です。神経と歯根が絡みあっています。

    注意事項
    処置時間は左右合わせて60~90分です。入院し、全身麻酔を施したうえで手術を行います。左右を抜歯し、のう胞の摘出をします。神経麻痺が生じる可能性があるので注意が必要です。

親知らずの治療はお早めに

親知らずの治療はお早めに

親知らずの違和感や痛みがあれば、すみやかに歯医者で診察を受けましょう。「抜歯が怖いから……」といって放置してしまうと、周囲の歯を虫歯や歯周病で失ってしまうおそれがあります。親知らずの痛み自体は抜歯してしまえば治まりますが、周囲の歯を失ってしまったら二度と元には戻りません。

横浜市旭区の歯医者「横浜グランアズーリデンタルクリニック」では、患者さんの今後の長い人生を見据えた治療をご提案します。「今の痛み」以上に、「この先の歯がどうなるか」という患者さんにとってもっとも大切なことを重視して診断します。長い目で見てお口の健康をお考えの方は、当院で親知らずの治療をご検討ください。

口腔外科出身の歯科医師が対応します

口腔外科出身の歯科医師が対応します

歯科にはさまざまな分野があります。そして専門性が高い分野があり、歯科口腔外科もそのひとつです。口腔外科のさまざまな処置は、歯科医師の免許があれば行えますが、歯科口腔外科分野での研修や勉強を行い、専門性を高めた歯科医師による治療は安心できます。

当院では現在大学病院での口腔外科の非常勤で勤務も行っている口腔外科医療出身の歯科医師が担当します。そのため、難しい症例にも対応可能です。歯科用CTを使用してお口まわりの詳細情報を得て事前の診査診断をしっかりと行い、もっともあう治療につなげます。また、全身疾患などとの関わりで、当院で対応が難しい場合は大学病院の専門外来にご紹介しますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q&A

親知らずはどうして抜かなければいけないの?

親知らずが正しい位置に生え、正常に咬み合っている場合、無理に抜く必要はありません。ただ、親知らずは横に生えたり、生えきらなかったりすることが多く、歯ぐきが腫れたり、となりの歯まで虫歯になることが多くトラブルの原因になります。このような場合には抜歯したほうがいいでしょう。また、年齢が進むにつれて周囲の骨が硬くなりますので、若く健康なうちに抜歯することをおすすめします。

親知らずを抜くのに時間はどれくらいかかるの?

親知らずの難易度にもよりますが、麻酔が効いてから、実際に処置する時間としては15分~30分程度をみていただければと思います。

来院されてからお帰りいただくまでは、1時間程度のお時間をいただいております。そこには、麻酔が効く時間、止血を確認する時間、抜歯後の注意事項をご説明する時間が含まれます。

ただ、「横に生えている」「歯ぐきに埋まっている」からといって難しいわけではありませんので、ぜひ当院までご相談ください。

※歯の根が神経や血管に近接している場合は、提携先の大学病院の口腔外科へご紹介させていただきます。

親知らずを抜いているときに痛みはないの?

抜歯前に局所麻酔をいたしますので抜歯中に痛みに耐えていただくようなことはございません。麻酔によって痛みの感覚はなくなりますが、押される感覚は残ります。麻酔は4~5時間効きますのでその間は、食事を控えてください。

抜歯後の腫れや痛みはどうなの?

個人差や抜歯の難易度にもよりますので 予測が難しいのですが、一般的には抜歯後は腫れると思ってください。腫れは体の刺激に対する正常な反応ですので、無理に抑える必要はありません。腫れのピークは2日程度で、だんだん治まっていきます。

痛みに関しても術後1~3日はありますが、こちらから処方いたします鎮痛剤を服用すれば抑えられる範囲内の痛みです。かんたんな抜歯では、一度も鎮痛剤を服用しないで済むこともあります。

レントゲン撮影を行えば、術後の痛みや腫れについては、おおよその予想ができますので、事前にご説明いたします。

抜いた後に気をつけることは?

激しい運動や長時間の入浴、飲酒などは出血や痛みの原因になりますので控えてください。食事に関しましては 召し上がれるのであればとくに制限はありません。こちらから処方させていただく、化膿止め、鎮痛剤をしっかり服用してください。

抜歯後のトラブルってどんなことがあるの?

抜歯後の持続する痛みにドライソケットと呼ばれるものがあります。抜歯後、症状が軽くなってきたのに、何日かして抜いた場所がズキズキ痛みだします。

通常抜歯した穴は血餅と呼ばれる血の塊で満たされ、やがて穴がふさがっていくのですが、その血の塊がごっそり取れてしまい、骨がむき出しになり痛みが出るのがドライソケットです。

抜歯後、こうなってしまった場合は傷口に軟膏ガーゼなどをつめ、ふたをし、抗生物質、消炎鎮痛剤などを投与し、傷の治りを待ちます。軟膏ガーゼをつめることにより、痛みは大幅に軽減します。