口腔がん

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最近問い合わせが結構多いの為、いつものブログとちょっとテイストが違いますが、


『口腔ガン』について




口腔ガンって?

胃や内臓などの臓器と同様に、お口の中にもガンが出来るという事をご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?





このブログでは、あえて詳しい内容は書かず、私から皆様へ伝えたいメッセージを書かせて頂きます






(詳しい内容や治療法、症例写真については 現在口腔ガン専用サイトを制作中ですのでご興味のある方はそちらをご参照下さい)




私は、大和徳洲会病院口腔外科での研修医時代から 日本大学医学部付属病院口腔外科  社会保険横浜中央病院で

多くの口腔がん患者さんに接して参りましたが、口腔がんの患者さんが大学病院口腔外科へ受診されるまでの経路は

2パターンあります

(大学病院とは3次医療機関であり、初診の患者様は基本的には、近隣の歯科医院や医院からの紹介で来院されます。)





(パターン①)


かかりつけの歯科医院で、患者さんが特に自覚症状がない段階で、歯科医師の先生が異常を察知し、

口腔外科に紹介して頂いた場合。

この場合は、本当に最高です(涙)

がんは当然ですが命に関わります。 何より早期発見、初期の診断こそが患者さんの運命を大きく左右してしまいます。


問題は、、、


(パターン②)

なかなか治らない 口内炎を数ヶ月ずっと放置し、大きくなってきて痛みもでできた、、、怖くなって近くの歯医者行ったら
大学病院にいくように言われて、、、

この様な場合は、非常に予後は不良です。(もちろん、ステージや病態によって異なりますが、)

例え命には関わらなくても、進行した口腔がんとは、術後、『話す・食べる・飲み込む』といった機能に障害が残り

患者さんの生活の質(QOL)を著しく低下させてしまいます










(私から皆様へ メッセージ


口腔がんとは、悪性腫瘍の中では、めずらしい目で『見える』がんです。


その為、自覚症状がない初期の段階で 異常を検知する事が可能です。


しかし、患者さん御自身で、通常の口内炎・ウィルス性口内炎・歯周病との


違いを診断する事は非常に困難です。(初期の歯肉がんと歯周病での歯茎の腫れは、肉眼的には非常に似ています)


その為、皆様にはかかりつけの『歯科医院』を是非見つけて頂きたいと思います


我々、歯科医師とは むし歯や歯周病を治すだけが仕事ではありません。


『話す・食べる・飲み込む』といった機能を修復・再建・維持することが我々の仕事です。



私も当院のメインテナンスで通って頂いている患者様には、歯はもちろん 口腔内粘膜 舌、

に至るまで毎回チェック致します。


患者さんのお口の中を見る機会が一番多いのが歯科医師ですので 我々の果たすべき役目は非常に大きいと思います。


もちろん全ての方が口腔がんになるわけではないですし、初期のがんであれば今は非常に予後が良好な事が多いです。


治療方法も以前までは手術療法が基本でしたが、今では切らない放射線治療や化学療法などを併用した


超選択的動注化学療法など多くの治療法で実績を挙げている病院が多く存在します。


いきなり大学病院へいくのは怖いと思いますので、1人で悩まずに是非我々歯科医師に一度ご相談頂ければと思います。



進行がんで苦しむ患者さんを多く診てきただけに、今後1人でも多くの口腔がんで苦しむ患者さんを救い・減らす

ことが出来ればと思います。


(長文でしたが最後までご高覧頂き誠にありがとうございました)





では

予防歯科を始めよう
こまがみね歯科医院 http://www.komagamine-dc.com

045-953-1321








































 

2015-09-16 12:19:29